感動エピソード

私が探し求めたハワイ島。忘れられない圧倒的なサンセット

小さいときにテレビで見たハワイが忘れられずいつか大人になったら行ってみたいと常に思っていました。

大人になり友人と旅行をする際にハワイに行くことになったのですが、ガイドブックを調べても私の知っているハワイが出てきません。

むかしテレビで見たハワイは真っ黒な島で海水浴を楽しんだあと、山に登れば雪が積もってスキーができるといったものでした。

忘れられなかった風景が見れるのは、ハワイ島

調べていくなかでわかったのですが私が行きたかったのは、ハワイでもよく取り上げられるオアフ島のワイキキなどではなく、ビッグアイランド「ハワイ島」だったのです。

友人も火山を見てみたいと行ってくれたので行き先をオアフ島ではなくハワイ島に変更し旅に出ました。

ハワイは人を魅了する力に溢れています。

常夏の島、美しい海と優しい人々。

暑いといっても関東地方の夏とは違いからりとしているので日陰に入るととても爽やかで過ごしやすいです。

英語がままならない私にとっては、オアフ島に比べるとまだまだ日本人が少ないので日本語はあまり通じないことが大変でした。

海を満喫し、島をドライブ、キラウエア火山を見に行き本当に素晴らしい日々が待っていました。

マウナケアで星を見る

友人にとってはこの火山が目玉だったようですが、私は最終日にプランニングしたマウナケアで星を見ること、それが一大イベントです。

最初にテレビで見たというのがこのマウナケアと呼ばれる山で、現地の言葉で「白い山」という意味です。

常夏のハワイでここだけは一年中冬なのです。一番暑い時期は雪はなくなりますが、冬真っ盛りには白く積もるためこの名で呼ばれているそうです。

今は道が整備されたため一般車両でもマウナケアへ向かうことはできるそうですが私がいったときにはまだ一般車両は立ち入れず、車の保険もその山道は対象外になるといったぐあいでした。

マウナケアは4,205メートルの山で、富士山よりおおよそ500メートル高くなります。山そのものがとても大きいので車で山頂を目指すことができますが、道が悪いのと上手に登らないと高山病というリスクがあります。

なので、友人と出掛けた安ホテルの貧乏旅行でしたが、太公望という現地のガイドツアーに申し込み頂上を目指しました。

ハワイ島に行けたことそれだけでも感動的なことでしたが一番の感動はこの山と、そこでガイドのケンさんに出会えたことでした。

ガイドのケンさんから伝わるハワイ島への情熱

ホテルに迎えに来てくれたのがとてもアメリカンなゴツい大型車、運転手とガイドのケンさんです。

ホテルを出発すると山道をどんどん上っていきます。高山病のリスクを避けるのと、たくさんのビューポイントがあるので所々立ち寄りながら頂上を目指します。

車内ではケンさんがずっとハワイ島についてお話をしてくれました。この話がどれも素晴らしかった。

様々な気候が楽しめる、独特な島

たとえば気候について。これは最初から私がこだわってたことで、夏と冬がコンパクトにともにあること。標高が上がれば涼しくなるのは当たり前なのですが、日本の関東地方丸々一周ぐらいの島になんと世界の13の気候区分のうち11があるというのです。

僕はまだ移り住んで3年ですが、3年〜5年を目処に居を移して、この島の色んな気候で暮らすのが夢なんです

大きくはない島のなかで世界を感じられる、想像するだけでワクワクしました。夏の暮らしからです暖炉に薪をくべる冬の暮らしが、車で移動できるんです。

一年という時を待たずに夏や冬に会いに行ける。

今日が夏で明日は冬、それこそ最初にテレビで見たように朝は海で波を満喫したら夜は雪山で星を見る。

そんな夢のような島、その気候の変化をとても楽しそうに語ってくれる人がいること。頂上につくまでもなく心が満たされていきました。

他にも

  • 宇宙飛行士のオニヅカさん(チャレンジャーに乗り亡くなってしまった)のこと
  • いづれ無くなってしまう山頂に咲く銀剣草の悲しい運命の話
  • ハワイと日本が爪の延びる速度で近づいていること

などどれもこれも素晴らしい話でした。

ケンさんがどれだけこの島を愛しているのか、そしてこの島を私もすごく愛したいことがわかる旅路でした。

宇宙と一体になるような、サンセットと星空観察

山頂手前では世界有数の天体望遠鏡が立ち並ぶ場所があります。日本のすばる望遠鏡もここにあります。

ツアーで貸し出してくれる防寒着をしっかりと着込みすんだ空気を吸い込んでサンセットそして星空の観察が始まります。

余談ですが山頂は空気が薄くホッカイロはあまり発熱しません。同じツアーに参加した人がバースデーケーキを用意して登ってましたが、ろうそくに火もつかないのです。

サンセットというか、夕暮れは私の好きな時間で、夜が上から降ってくるのがたまらなく好きなのです。

この日の夕暮れは赤い夕日がだんだんにグラデーションで夜に繋がり深い青になる、夜が降ってくるというより、宇宙に飛び出すという感じで鳥肌がたちました。

忘れられない圧倒的な風景です。

この日は雲がひとつもなかったのでそんな感じに見えたのでしょう、後日もう一度ここを訪れたときはまた違う風景でした。

星空ももちろん見事です。星の好きな人でも自分の知ってる星空よりも星が多くていつも見つけられる星座がなかなか見つからないというほどです。

いつまでも色あせない、あの日の風景

あの旅からもう10年以上がたっています。

でもケンさんのかたった話のほとんどがまだ私の頭のなかにあの圧倒的な宇宙とともにのこっています。

子どもが大きくなったらつれていきたいとも思いますが、できればそれだけの景色に自分で出会える大人に育ち自分で自分の風景を見つけてほしいとも思います。