デーツ

デーツはどんな味がする?品種別に味わいと特徴を紹介

2023年6月6日

天然のドライフルーツで、美容効果や栄養成分も豊富に含まれるスーパーフルーツでもあるデーツ。ひとことにデーツと言っても非常に多くの品種が販売されており、自分の口に合うデーツはどれなのか、どれを選べばよいのか分からない方も多いかと思います。

中には、黒糖やキャラメルのような味だと例えられる魅力的なデーツ品種も。そこで今回は、代表的な品種のデーツの味わいと特徴をご紹介します。

天然のドライフルーツ「デーツ」

中東の乾燥した地域で広く栽培されているナツメヤシの果実であるデーツ。木の上で熟し、自然乾燥したものが食べられる、天然のドライフルーツです。干し柿のようなねっとりとした食感が特徴ですよ。

クレオパトラが日常的に摂取していたとも言われており、美容効果や栄養成分が豊かな食品であることで、近年注目を集めています。

デーツはどんな味?

デーツは、中東地域では砂糖の代わりに使われることもあるほど、甘味の強い食品です。その味わいは、黒糖や干し柿に例えられます。ほかにも、ねっとりとした食感を踏まえてキャラメルやあんこのようだと表現されることも。見た目が似ているプルーンにもそっくりです。

この味わいの違いは、品種の違いにも寄ります。味わいだけでなく、硬さや弾力、歯触りにも違いがあるので、詳しくご紹介します。

人気の品種別:デーツの味と特徴

クナイジ種


少し堅めで肉厚なクナイジ種は、黒糖のような濃厚な甘さで非常に人気があります。程よい実の大きさで、バランスの取れた甘さを好む人に最適です。

ルル種


市場で最も人気のある種類のデーツの 1 つであるルル種。濃いめの茶色で小さく丸い実。適度な甘さが人気です。

ファード種


光沢があり滑らかな表面が特徴のファード種は、深く濃い茶色で柔らかめの皮を持っています。

控えめで心地よい甘さのファード種は、罪悪感のないおやつとして人気です。

カラース種


中東で一般的に消費されているのがこのカラース種。赤茶色で、平均的な大きさでの実です。しっとりとねっとりとした触り心地で、噛み応えがあり、クリーミーなバターキャラメルのような味が特徴です。

サイヤー種


日本でよく出回っている品種で、黒糖のようなコクと丸みのある甘味が特徴です。皮部分は硬めで、中はしっとりしています。

ピアロム種


世界最高峰とされるイラン産デーツの品種です。イランの一部だけでしか栽培されず、とても希少とされます。種があり、細長い形をしているのが特徴です。食感は弾力があり、甘さは後味すっきり。上品な甘味が特徴で、甘すぎるのが苦手な方にもおすすめです。

マジョール種


「デーツの王様」として知られるマジョール種は濃い茶色で、平均的なデーツよりも大きめの粒です。柔らかく噛みごたえがあり、フルクトース含有量が高いため、肉厚でジューシーな味が特徴です。

キングソロモン種


マジョール種の中でも、さらに粒が大きく品質の良いデーツがキングソロモン種です。しっかりとした甘味ながら甘ったるくはなく美味。水分量が多くしっとりした食感で、最高級の味わいが楽しますよ。

リグレット種


イラン産とアメリカ産がある品種です。イラン産のものは濃厚な甘味と硬めの食感が特徴。アメリカ産のものは、あっさりとした味わいと、水分を含んだしっとりとした食感。同じ品種でも、産地によって味わいの違いがあります。

デーツの甘い味わいはダイエットにもおすすめ

デーツは、そのままおやつとして食べるのはもちろん、スイーツにしたり、料理の隠し味に使用したりするにも使えます。デーツに含まれる糖質はブドウ糖と果糖です。果糖は砂糖の主成分であるショ糖よりも甘味が強く、少量で代用が効くため、ダイエット中の甘味付けにもおすすめです。

シロップであれば、料理にも使いやすく、栄養価もそのままなのでとても重宝しますよ。味わいはコクがあってまろやか。料理の味付けのじゃまにもならず、深みが増すので、さらにおいしく仕上がるでしょう。


様々な品種のデーツの味を楽しもう

デーツのフルーティーな甘味とねっとりとした食感、深みのある味わいとコクは、きっと多くの方に好まれるでしょう。品種の違いによってもその味わいは異なるので、食べ比べをするもおすすめです。そのままはもちろん、アレンジしたり、料理に使ったりと、さまざまな使い方でお楽しみください。

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