豆乳ヨーグルトの危険性とは。手作り派の方はここをチェック
2024年04月22日(公開日:2023-01-24)
豆乳ヨーグルトに危険性?毎日食べることを習慣にしていたり、手作りしていたりする方も多い豆乳ヨーグルト。ここに潜む危険性とはどんなものなのでしょうか。
手作りの際に注意していただきたいポイントを解説します。
豆乳ヨーグルトは何が危険なのか?
「豆乳ヨーグルトの危険性」と聞いて、毎日食べている方はドキッとしたはず。でもご安心ください。豆乳ヨーグルトの危険性が言われるのは、毎日食べることでも、食べ過ぎることでもありません。
実はこれ、手作りの際における雑菌の繁殖におけるものなのです。
発酵と腐敗は紙一重。豆乳ヨーグルトは手作りする方も多い食品ですので、腐敗にならないためにはどこに注意すれば良いか確認しておきましょう。
発酵と腐敗の違い
そもそも、発酵と腐敗は何が違うのでしょうか。答えは簡単、人体に有益なものが発酵で、有害なものが腐敗です。まさに紙一重。豆乳ヨーグルトにおける乳酸菌による発酵に雑菌の繁殖が加わると、腐敗となります。これを口にすると危険ですよね。
腐敗させないために
豆乳ヨーグルトに手作りにおいて気をつけたいポイントが、雑菌の混入を防ぐこと。これにはいくつかのポイントを抑えることが必要です。
容器の消毒を行う
まずは、豆乳を発酵させる際に使う容器に注目。容器に雑菌の付着があると、もちろん豆乳ヨーグルトにも雑菌が混入してしまい、腐敗につながります。食器用洗剤で洗うだけではなく、使用する前には必ず煮沸消毒などを行いましょう。フキンで拭くのも避けてください。煮沸消毒の際の余熱で乾かすか、高濃度のアルコールをかけて乾かすのが良いでしょう。
容器の煮沸消毒やアルコール消毒が面倒に感じる場合は、市販の豆乳パックのまま作るのもおすすめです。豆乳パックの口から種菌を入れて発酵させます。
とりわけのスプーンはきれいなものを使用
また、豆乳ヨーグルトは少量よりもある程度の量をまとめて作ることが多いと思います。これを取り分ける際にスプーンを使用する場合は、消毒したきれいなものを使いましょう。
種菌(スターター)は安心なものを選ぶ
そして、とても大切なのが、豆乳を発酵させる種菌の選び方です。巷にはいろいろな方法で豆乳を発酵させる方法が溢れています。中でも多いのが、“玄米”を使った発酵方法です。玄米に豆乳をかけて種菌を作り、発酵を促しますが、玄米にの表面には乳酸菌のほか、酵母菌や麹菌が存在します。これらが腐敗の原因となることがありますので注意してください。
そのほか、洗ったアボカドの種を使う方法などを耳にした事がある方もいらっしゃるでしょう。雑菌が付着している可能性が高いので、この方法はおすすめできません。安全性の高い市販の種菌やヨーグルトを使用してください。
温度管理を徹底する
発酵させるときはもちろん、できあがってからの温度管理にも注意しましょう。直射日光の当たらない場所に置くのは必須です。できれば温度管理の簡単な種菌を選ぶか、冷蔵庫で発酵が可能なものが良いでしょう。ヨーグルトメーカーを使用する方法も安心です。
豆乳ヨーグルトは体に良いことばかり
腸内環境を整えたり、消化を促したり、腸が正常に機能することで肌の調子や免疫直向上にもつながりますよ。豆乳に含まれる大豆イソフラボンの効果によってホルモンバランスの改善も期待できます。しかしこれらは、安全な豆乳ヨーグルトを摂取する事が大前提です。腐敗させないためのポイントを抑えて危険性を避け、安全な豆乳ヨーグルトを摂取してくださいね。
豆乳ヨーグルトの危険性は、知識で回避できる
豆乳ヨーグルトを摂取すること自体に危険性はありません。手作りする際に容器の殺菌や種菌(スターター)選びに注意するのはもちろん、市販品でも取り分ける際に雑菌が混入するリスクはあります。また保管も適切な温度管理の下で行いましょう。ポイントを抑えて危険性を下げ、正しく安全な豆乳ヨーグルトのある生活を送ってくださいね。
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