カゼインが体に悪いという噂は本当?カゼインフリーの植物性ヨーグルトも紹介

2023年06月06日(公開日:2023-03-24)

健康のために毎日食べるヨーグルト。しかし「カゼイン」が体に悪いと聞き、不安に思う方もいるかもしれません。今回はカゼインが体に悪いという噂は本当か、カゼインが引き起こすアレルギーについても解説します。カゼインの含まれないおすすめの植物性ヨーグルトについても紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

カゼインとは

カゼインは牛乳や乳製品に含まれるタンパク質の一種です。「凝固するタンパク質」であり、不溶性で固まりやすく、体への吸収速度がゆっくりであるのが特徴です。

牛乳から脂肪とホエイを取り除いた残りの不溶性固形成分がこれに当たります。牛乳中に約3%含まれ、牛乳に含まれるタンパク質の約80%もの割合を占めていますよ。

ヨーグルトやチーズはカゼインの性質を利用している!

カゼインの固まる性質は牛乳からヨーグルトやチーズを作るときに利用されます。牛乳を乳酸菌で発酵させてヨーグルトができますが、これは乳酸菌の発酵の過程でできた乳酸で牛乳が酸性になり、カゼインが固まることでヨーグルトになります。

チーズはレンネットという酵素を加えることでカゼインにはたらき、牛乳を凝固させます。このように、カゼインは食品の加工において重要な存在なのです。

カゼインは体に悪いのは本当?

カゼインが体に悪いということが噂としてあるようですが、結論としてカゼインは体に悪くはありません。インターネットでしばしば見かける噂には以下のようなものがあります。

  • カゼインは胃の中ですぐ固まるので消化に悪い
  • カゼインはカルシウムの吸収を阻害する

これらについて、いくつかの研究機関の論文からであることが明らかにされています。

噂①:カゼインは胃の中ですぐ固まるので消化に悪い?

カゼインは酸性の環境で固まる性質を持ちますが、この性質によって消化の妨げになることはないとされています。

カゼインが固まるときにはゲル状になりますが、このゲルは網目状で中にいくつもの隙間があり、消化酵素が入り込みやすい構造です。このことから消化酵素のはたらきが妨げられるとは考えにくいといわれています。むしろ胃の中で滞留時間が長くなることで消化性が増すと考えられています。1)

噂②:カゼインはカルシウムの吸収を阻害する?

これについては反対で、カゼインはカルシウムの吸収を促進します。

カゼインは牛乳のなかで「カゼインミセル」という状態で存在します。カルシウムはカゼインと結合すると沈殿せずにカゼインミセルの形で液体内で分散することができます。また、カゼイン由来の「CPP」という物質は小腸でカルシウムの吸収を助けることが分かっています。2)

カゼインはアレルギーの原因になることも

カゼインが体に悪くないことはわかりましたが、カゼインは牛乳アレルギーの原因のひとつです。牛乳タンパク質のなかではβラクトグロブリンなどもアレルゲンとして知られています。

牛乳に限らず卵や大豆、そばなどの食べ物も同じで、体中の抗体がこれらのタンパク質を異物として認識し、攻撃することでアレルギーの症状が起こります。

アレルギー反応はときには命に関わることも。牛乳アレルギーがある方は牛乳やヨーグルトなどの乳製品は避けましょう。

カゼインフリーの植物性ヨーグルトがおすすめ!

植物性のヨーグルトならカゼインなどの牛乳タンパク質が含まれないので、牛乳アレルギーがある方でも安心して食べられます。

植物性ヨーグルトは豆乳やアーモンドミルクなどを原料につくられるヨーグルトです。牛乳のヨーグルトと同じく乳酸菌が含まれるので腸内環境を整えてくれます。低脂肪で低糖質なのもメリット。

豆乳ヨーグルトはイソフラボンが含まれ、女性ホルモンの分泌を促すはたらきにより美肌効果があるなど女性にうれしい栄養素です。

おすすめのカゼインフリーヨーグルト3選

1.豆乳グルト(マルサンアイ)


豆乳を植物由来の乳酸菌で発酵させた豆乳ヨーグルトです。豆乳だけでなく、乳酸菌も植物由来にこだわられているので、乳アレルギーの方でも安心していただけるカゼインフリーヨーグルト。コレステロール0、砂糖不使用、乳成分不使用、添加物不使用です。

2.アーモンドミルクヨーグルト(ポッカサッポロ)


アーモンドミルクを植物性乳酸菌で発酵させたヨーグルト。動物由来の原材料を一切使っていないのが特徴です。ほんのりとした甘味と、とろみのある食感が楽しめます。

3.お米のヨーグルト アレルノン(アレルノン食品)

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アレルノン 100g カップ
価格:259円(税込、送料別) (2023/6/1時点)


お米から作られたヨーグルトです。お米を砕いて水を加え、植物性乳酸菌で発酵させてできています。カゼインフリーなうえ、日本人の腸にも馴染みやすいですよ。保存料などの添加物は一切使われていません。

究極のカゼインフリー&無添加ヨーグルト手作りするなら

発酵の知恵すぐきヨーグルト(モノエル-naturi-)


カゼインフリーの無添加植物性ヨーグルトを自宅で手作りできる「すぐきヨーグルト」。お好みの豆乳に混ぜて室温で発酵させるだけと作り方も簡単です。京の三大漬物で有名なすぐき漬けからとれた乳酸菌「植物性SUGUKI乳酸菌」が使用されています。自分の信用する産地やメーカーの豆乳を選ぶことができ、添加物など一切含まれていないところも、毎日続けるにはうれしいポイントです。

牛乳アレルギーの方は植物性ヨーグルトで腸活がおすすめ!

カゼインは危険ではなく、カルシウムの吸収を促進してくれるなど有益な存在。気にせずに毎日ヨーグルトを食べて大丈夫です。しかし、カゼインは牛乳アレルギーの原因物質。牛乳アレルギーがある方には植物性ヨーグルトがおすすめです。乳酸菌が含まれ、低カロリーなのもメリット!すぐきヨーグルトなら簡単に無添加の自家製ヨーグルトが作れますよ。ヨーグルトを毎日食べて腸活に励みましょう!

参照:

1) 仁木良哉 ミルクの科学 牛乳に対する不当な評価への反論 2007,p7
https://hlgs.jp/archive/asath_49-03.pdf

2) 小野伴忠 乳タンパク質におけるカルシウム動態とその応用. Milk Science. 2005, 54(2), p53-62.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/milk/54/2/54_53/_pdf/-char/ja

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