豆乳ヨーグルトの手作りにおすすめの豆乳6選~選ぶポイントや作る時のコツも~

豆乳ヨーグルトの手作りに最適な無調整豆乳6選~選ぶポイントや手作りのコツも~

2023-06-20(公開日:2023-05-19)

豆乳ヨーグルトは低脂肪で栄養価が高く、健康を意識する方にぴったりの食品。そんな豆乳ヨーグルトを家で手作りするときに、どんな豆乳を選べばいいのか迷いますよね。

そこで今回は、豆乳選びのポイントも合わせて、社内スタッフが実際に作って食べて選んだ豆乳ヨーグルトにぴったりの豆乳を国産/外国産大豆別にご紹介します。番外編ではおすすめの調整豆乳もご紹介しますのでぜひ最後までお読みいただけたら嬉しいです。

自家製豆乳ヨーグルトに使う豆乳選びのポイントは2つ

自宅で豆乳ヨーグルトを手作りする際には、まず豆乳選びが重要です。豆乳ヨーグルトに使う豆乳はなんでもいいというわけではなく、おさえておくポイントは2つあります。

  • 成分無調整豆乳であること
  • 大豆固形分が8%以上であること

です。

JAS規格(日本農林規格)の定義で「無調整豆乳」は、原料が大豆のみで、大豆固形分が8%以上のものをさすので、「無調整豆乳」と表記されている豆乳を買えば、まず上記のポイントをクリアできます。

しかし、「調整豆乳で豆乳ヨーグルトを作りたい」という方もいらっしゃるでしょう。調整豆乳の多くは大豆固形分が7%以下のため、発酵しないということはありませんが、出来上がりは一般に想像するヨーグルトの仕上がりではなく、「飲むヨーグルト」のようなドロドロとした感じになります。豆乳ヨーグルトをささっと手早く摂りたいという方には個の仕上がりはおすすめですが、一般に想像するヨーグルトの食感で満足感を得たい方には「無調整豆乳」を使うのが良いでしょう。

どうしても調整豆乳が良い!という方は、下記の【番外編】でお伝えする調整豆乳であれば、スタッフが一般のヨーグルトの食感に固形化したことを実証していますのでぜひ参考にしてみてください。

手作り豆乳ヨーグルトを作る時のコツは?

豆乳ヨーグルトでよくある失敗が、「発酵がうまくいかずに固まらない」逆に、「固まったけどカッテージチーズのように分離した」という事例。豆乳ヨーグルトを美味しく発酵させるには以下の点を確認してみてください。

  • 容器やスプーンは殺菌消毒したものを使用する
  • 常温に戻した豆乳から始める
  • 暖かい季節はこまめに様子見、寒いときは保温対策

器具の殺菌消毒は、発酵生活の基本中の基本。これを怠ってしまうと良い菌が増えることを意味する「発酵」ではなく、悪い菌が増えることを意味する「腐敗」につながるので注意しましょう。

豆乳をヨーグルトに発酵させてくれる「乳酸菌」は言うまでもなく、人間の体内でも活動しますよね。ということは乳酸菌が好むのは基本的に暖かい環境です。「乳酸菌が活動する気温=人間が過ごしやすい気温」と考えると、発酵をスムーズに進めるには室温が何度くらいあればよいのか想像しやすいかと思います。

冷蔵庫から出したての豆乳よりも、常温に戻しておいたところから始める方がスムーズに発酵が進みますし、夏は暑ければ涼しい所へ置き、冬は寒ければ暖かくしてあげることで、乳酸菌が穏やかに発酵てくれて、美味しい豆乳ヨーグルトができます。

夏は暑すぎると、過発酵してしまい、ホエイと固形物が分離したり、酸味が強く出て美味しくないヨーグルトに仕上がってしまうことも。表面が固まってきたなと思ったら早めに冷蔵庫に入れて発酵を落ち着かせましょう。

【国産/外国産大豆別】おすすめの無調整豆乳

スタッフが実際に作って食べた、手作り豆乳ヨーグルトにぴったりの豆乳をご紹介します。すべて国産原料の豆乳ヨーグルト作りにこだわりたい!というお客様のお声にお応えし、「国産大豆の豆乳」「外国産大豆の豆乳」別に3選ずつご紹介します。

ちなみに、実践の際に使用した豆乳ヨーグルトの種菌「発酵の知恵すぐきヨーグルト」は、国産・無添加で植物由来の乳酸菌を使用しているので、国産大豆の豆乳で作れば、100%国産で植物性の無添加ヨーグルトを作ることができるので、食材に気を使っている方にはおすすめの種菌ですよ。

【国産大豆編】豆乳ヨーグルトの手作りにおすすめの豆乳3選

まずは原材料に国産大豆を使用した無調整豆乳をご紹介します。国産大豆の製品は、外国産大豆のものに比べ若干お値段が高くなりますが、なんといっても安心感が大きいですよね。

1.マルサンアイ ひとつ上の豆乳

マルサンアイ独自の厳選された国産プレミアム大豆「るりさやか」を使用しており、青臭さの原因となる酵素、渋みのような感覚を出す成分を持たないのが特徴。後味のすっきり感がある一方でコクと旨みも両立しており、絹のようになめらかな飲み心地もウリの成分無調整豆乳です。

大豆固形分が11%と無調整豆乳の中ではかなり濃厚な方なので、豆乳ヨーグルトの仕上がりもなめらか食感で大豆のクセがほとんどなくクリーミーな味わいでした。

ただし、最近店舗販売も始まったようですが、主にネット通販でしか入手できない為、1本だけ購入して試したいという方には購入のハードルが高いかもしれません。

大豆固形分11%
原材料名大豆(国産)
カロリー(100mlあたり)61kcal
購入方法通販サイトおよび一部店舗
楽天市場で購入する

2.マルサンアイ 国産大豆の無調整豆乳

大豆のうまさを引き出す「大豆まろやか製法」で作られた、遺伝子組み換えでない国産大豆を使用した無調整豆乳です。スーパーなどで比較的手に入りやすいので、1本購入して試してみたいという方にもおすすめの豆乳です。

大豆固形分も10%と高めなので豆乳ヨーグルトが豆腐に近い仕上がりになります。この豆乳で作った豆乳ヨーグルトも大豆特有の臭みがなく、大豆本来の甘みとまろやかな口当たりが社内で好評でした。なにより手に入りやすいのは高いポイントです。

大豆固形分10%
原材料名大豆(国産)(遺伝子組換えでない)
カロリー(100mlあたり)57kcal
購入方法スーパーなどの小売店および通販サイト
楽天市場で購入する

3.ふくれん 成分無調整豆乳

全国農業協同組合連合会福岡県本部(JA全農ふくれん)の子会社である株式会社ふくれん。地元九州産のふくゆたか大豆を100%使用した、大豆の旨みをそのまま味わえる豆乳です。大豆特有の臭みがなく、豆乳嫌いの方でも飲めるさっぱりとした味です。

こちらで作った豆乳ヨーグルトは、さらにさっぱりとした仕上がりになりました。さっぱりしているけれど大豆の風味もしっかりとあり、プレーンでも、シロップなどをプラスしても美味しくいただけました。こちらも小売店に普及しているのでお近くの店頭に並んでいるのではないでしょうか。

大豆固形分9%
原材料名大豆(九州産)(遺伝子組換えでない)
カロリー(100mlあたり)50kcal
購入方法スーパーなどの小売店および通販サイト
楽天市場で購入する

豆乳ヨーグルトの手作りにおすすめの豆乳3選【外国産大豆編】

続いては、コスパと美味しさ、そして入手のしやすさを兼ね備えた外国産大豆が原料のおすすめの成分無調整豆乳をご紹介します。

1.スジャータめいらく 豆腐もできます有機豆乳

有機大豆を100%使用した真っ白でクリーミーな有機豆乳。炊き絞り製法でつくられているので、風味が豊かな上に大豆オリゴ糖やGABAも含まれます。にがりを加えれば豆腐ができるほど濃厚な豆乳です。スーパーなどでよく見かける無調整豆乳のひとつではないでしょうか。豆腐もできますとパッケージにもある通り、豆乳ヨーグルトもなめらかなものが出来上がります。お豆腐を食べているようなさっぱりとした味わいで大豆っぽさがほとんどないので、これで作った豆乳ヨーグルトはお料理のアレンジにも最適でした。

大豆固形分10%
原材料名有機大豆(カナダ又はアメリカ)(遺伝子組換えでない)
カロリー(100mlあたり)55kcal
購入方法スーパーなどの小売店および通販サイト
楽天市場で購入する

2.トップバリュ オーガニック 成分無調整豆乳

イオンのプライベートブランドであるトップバリュから発売されているお手頃価格が嬉しい有機豆乳です。プライベートブランドなのでお手頃価格なのが嬉しいところ。有機大豆を100%使用し、製造元はマルサンアイ㈱なので安心の品質です。

こちらで作った豆乳ヨーグルトはもったりとした質感に仕上がって酸味がなくクセのない味わいでした。イオン系列のスーパーなら高確率で手に入る商品なので、常に新鮮な豆乳がお手頃に手に入れられるのは嬉しいポイントです。

大豆固形分9%
原材料名有機大豆(中国産、アメリカ産)
カロリー(100mlあたり)50kcal
購入方法イオン系列のスーパーまたは通販サイト

3.キッコーマン おいしい無調整豆乳

太陽と鳥のロゴでおなじみのキッコーマンの豆乳。スーパーでもっともよく見かけるのはこちらの豆乳ではないでしょうか。長年愛されるキッコーマンの豆乳製品は手に入りやすさ、品質、味ともに信用性が高いです。

この豆乳で作ったヨーグルトは、大豆固形分が8%ということもあり少々やわらかめでさっぱりとした仕上がりになります。さらりとしたヨーグルトは食感がお好みの方にはおすすめです。また、夏場の暑いときなどはのどの通りが良いのも◎大豆本来の風味が際立っていて、素材そのものの味が楽しめました。

大豆固形分8%以上
原材料名大豆(カナダ又はアメリカ)(分別生産流通管理済み)
カロリー(100mlあたり)57kcal
購入方法スーパーなどの小売店および通販サイト
楽天市場で購入する

【番外編】豆乳ヨーグルトの手作りにおすすめの調整豆乳

冒頭で記述した通り、豆乳ヨーグルトを手作りする際に使用する豆乳に「調整豆乳」は向きません。しかし、「どうしても調整豆乳で作りたい」というお客様もいらっしゃったことから、社内スタッフで検証した結果、下記の豆乳で美味しく仕上がることを検証しました。

キッコーマン 特濃調製豆乳

特定保健用食品、日本人間ドック健診協会推薦の豆乳なので、これが腸でも働く豆乳ヨーグルトになったらとっても素敵ですよね。こちらは特濃というだけあって大豆固形分8%なので、豆乳ヨーグルトが発酵するための基準はクリアしています。

社内スタッフで検証した結果ちゃんと豆乳ヨーグルトに仕上がりました。ただし、大豆以外の原料が含まれるためベースにする豆乳の量は通常より3割ほど減らした方が失敗は少なくなりそうです。ヨーグルトに発酵する際に、乳酸菌が糖を分解するためか、仕上がりは甘み控えめでさっぱりとした味に変わっており、特濃調製豆乳そのままの味わいとは似て非なるものに。とはいえ、成分無調整豆乳で作るよりはより食べやすい味の豆乳ヨーグルトになりましたよ。

大豆固形分8%
原材料名大豆(カナダ又はアメリカ)(遺伝子組換えでない)、砂糖、天日塩/乳酸カルシウム、乳化剤、糊料(カラギナン)、香料、ビタミンD
カロリー(100mlあたり)54kcal
購入方法スーパーなどの小売店および通販サイト
楽天市場で購入する

お気に入りの豆乳を見つけて豆乳ヨーグルトを作ろう!

お気に入りの豆乳は見つかりましたか?ここで紹介した豆乳以外にも無調整豆乳は様々なメーカーからこだわりの製法で作られたものがいろいろ発売されています。

使う豆乳によっても出来上がった豆乳ヨーグルトの味わいが変わるのも、手作りするひとつの楽しみですね。

豆乳ヨーグルトを作る際の種菌は、無添加・国産・植物性乳酸菌の「発酵の知恵すぐきヨーグルト」をぜひお試しください。

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